テラ（LUNA）とテラUSD（UST）の暴落がエコシステム全体に波及し続けており、仮想通貨市場は5月12日にも苦しい1日となった。
USTの崩壊とビットコイン（BTC）価格への影響はここ数日大きく取り上げられ、トレーダーが市場から退出したため、イーサリアム（ETH）市場にも波及している。
TradingViewのデータによると、過去7日間の売りでイーサリアムは1701ドルまでゲラっくし、2021年7月以来の価格となった。
イーサリアム価格はどうなるか。何人かのアナリストが示すサポートとレジスタンスを紹介する。
ETH価格は2250ドルまで回復できるか
1700ドル台前半への急落を受け、仮想通貨アナリストのRekt Capitalは、主要なサポートゾーンとレジスタンスゾーンを示すチャートを投稿した。
「もしイーサがここから強く反発して月次で～2250ドルのレベルを上抜けできない場合、～1720ドルでは弱気となり、価格を維持できなくなる可能性がある」と書いている。
さらにETH価格が下落した場合、次の主要なサポートラインは1350ドル付近になるとも付け加えている。
2021年夏の底値から反発か
数週間前であれば、イーサリアムがこのレベルまで下落する予想するのはクレイジーだったろうと仮想通貨トレーダーのCrypto Fearはツイートしている。Crypto Fearは、イーサがどの水準から反発するかについてチャートを示している。
「テクニカル的にはイーサは2021年夏の安値から反発している（ビットコインはこれまでのところアウトパフォームしている）。バウンスエリアは1700～1800であるが、1400ドルのゾーンを試す必要があるだろう」と書いている。
短期的に1550ドルを試す可能性も
イーサの値動きについて、マーケットアナリストのカレブ・フランゼン氏は、主要トレンドラインを下回る可能性について触れている。
「今後24時間以内に2018年1月の高値である1550ドル付近を再トライする可能性が非常に高いだろう。このレベルを下回った場合、それは新しい弱気シグナルとなるだろう」
現在、仮想通貨全体の時価総額は1.29億ドルとなっており、イーサのドミナンスは19.2％となっている。
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