【サッカー日本代表 ニュース】森保一監督率いる日本代表(SAMURAI BLUE/森保ジャパン)は11月13日にパナマ代表、18日にメキシコ代表とオーストリアで対戦する。
日本代表の長友佑都が10日、オーストリアでオンライン取材に応じ、セリエAでプレーする後輩・冨安健洋への評価とともに代表への思いを語った。
先月のオランダ遠征は体調不良で不参加となり、約1年ぶりの代表参戦となった長友。久々に代表のユニフォームに袖を通してトレーニングを行い、「改めて代表にきて、日本代表は僕の原動力になっているなと実感しました」と心境を明かしている。
今回、左サイドバックを務められる選手は、長友をのぞくと、中山雄太と菅原由勢の東京五輪世代の選手たちとなる。そんな若手に対して積極的に声をかけてコミュニケーションを図る長友は、その意図を口にしつつ、自分自身も意地を見せたいと強い思いを明かした。
「もちろん、日本代表として自分自身がしっかりとレギュラーで競争に勝って、チームに貢献したい思いがあります。ただ、自分自身の経験を若い選手、もちろんライバルにはなりますけど、そういう選手に伝えていきたいという思いがすごくある。だから、よく話すようにしていますし、経験を伝えて、彼らが育つことで僕もポジティブなエネルギーをもらえる。自分もそういうエネルギーを欲しているし、厳しい環境、競争相手がいた方が間違いなく成長できる。皆さんも“ポスト長友”と(書いて)おっさんを外したいみたいなので(笑)、おっさんの意地というか魂を見せつつ、若い選手に伝えていけたらと思います」
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若手と言えば、かつて自分自身がプレーしたセリエAの舞台で活躍する冨安がいる。厳しい環境でプレーする冨安を「あの若さで風格が出てきている」と語る長友は、セリエAで複数ポジションをこなす後輩に対して自身の見解を示した。
「素直にすごいなと思います。CBとSBで求めることは全然違うし、監督によっても違う。その中で監督の戦術を理解して結果につなげている。彼自身はまだまだと言っていたが、修正能力が優れている。天狗にもならないし、自信過剰にもならない。常に謙虚で足元を見てプレーしているのは、あの若さですごいなと思いますね」
今回のオーストラリア遠征では、日本時間13日にパナマ代表、同18日にメキシコ代表と対戦する。「やはり僕のサッカー人生の中心にあるなと改めて感じている」と代表への想いを口にした長友は、最後に今回の2試合で見せていきたいプレーを語っている。
「まずは結果ですね。チームの結果。あとは今までの大きな経験があるので、大事な時に長友がいるな、そこにいるんだなというようなプレーを見せられたらいいなと思います。若い選手たちには勢いだけではできないような、経験と実績がないとできないような読みや判断、ポジショニング。そういうプレーを見せたいです」
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