【欧州・海外サッカー ニュース】イングランド・プレミアリーグは第25節が行われ、エヴァートンがリヴァプールとの「マージ―サイド・ダービー」を制した。
現地時間20日、イングランド・プレミアリーグ第25節ではリヴァプールとエヴァートンによる「マージ―サイド・ダービー」が行われた。
クロップ政権初のリーグ戦3連敗を喫しているリヴァプールだが、アンフィールドでのダービーは1999年を最後に20年以上負けがない。“お得意様”を相手に白星を取り戻したいところだったが、開始早々に先手を取ったのは2連敗中のエヴァートンだった。
開始わずか3分、ドゥクレが競ったボールがハメス・ロドリゲスへと渡り、浮き球をコントロールしてDFラインの裏にスルーパス。これに呼応したリシャルソンが抜け出してゴール左へと流し込み、エヴァートンがあっさりとアンフィールドで先制する。
早くもビハインドの状況に陥ったリヴァプールは、ボールポゼッションで圧倒しエヴァートンゴールへと迫る。20分には右クロスのこぼれ球をヘンダーソンがボレーで押し込むも、GKピックフォードがかろうじて触ってCKへと逃れた。
攻勢を続けるリヴァプールだが、25分にアクシデントが発生。中盤でドリブル突破を図ったヘンダーソンが足を痛め、ナサニエル・フィリップスとの交代を余儀なくされる。
この交代を機に攻撃がややトーンダウンしたリヴァプールを尻目に、エヴァートンは33分に決定機を作り出す。左サイドからディーニュが上げたアーリークロスを、ゴール前に走り込んだコールマンが頭で合わせる。しかし、至近距離からのヘディングはGKアリソンが驚異的な反応ではじき追加点を許さなかった。
エヴァートンが1点をリードしたまま迎えた後半も、追いかけるリヴァプールがボールを保持して攻勢を続ける。50分にはカーティス・ジョーンズの左クロスをマネが頭で捉えるも、枠を捉えることができない。
守勢の続くエヴァートンは60分前後にアンドレ・ゴメスとハメスを下げてシグルズソンとキャルヴァート=ルーウィンを投入。リヴァプールも同じタイミングでC・ジョーンズを下げてシャチリを投入する。
80分、カウンターからリシャルソンのラストパスを受けたキャルヴァート=ルーウィンのシュートはGKアリソンがかろうじてセーブ。しかしこぼれ球をキャルヴァート=ルーウィンが押し込もうとしたところで、先に滑っていたアレクサンダー=アーノルドに躓くような形で倒れると、主審はPKスポットを指す。VARでも覆らず、このPKをシグルズソンが決めてほぼ防戦一方に近かったエヴァートンが大きな追加点を奪った。
これで一気に苦しくなったリヴァプール。87分にチアゴを下げてオリギを投入し交代枠を使い切るが、リシャルリソンに代えてイウォビを投入していたエヴァートンも集中した守備でゴール前を固める。猛攻を仕掛けるリヴァプールだが、アディショナルタイムの5分間でもGKピックフォードの牙城を崩すことができず。逃げ切ったエヴァートンが1999年以来となるアンフィールドでの勝利を手にし、敗れたリヴァプールはこれでクラブワーストに並ぶ4連敗となった。
■試合結果
リヴァプール 0-2 エヴァートン
■得点者
リヴァプール:なし
エヴァートン:リシャルリソン(3分)、シグルズソン(83分PK)
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