【国内・アジアサッカー ニュース】AFC U-19選手権(ウズベキスタン)、AFC U-16選手権(バーレーン)の決定が先日に発表された。
日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長やU-20日本代表の影山雅永監督、U-17日本代表の森山佳郎監督が、アジアサッカー連盟(AFC)主催大会の中止を受けてコメントを発した。
AFCは25日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年から延期が続いていたAFC U-19選手権(ウズベキスタン)、AFC U-16選手権(バーレーン)を中止にすることを決定。各世代の代表にとって重要な強化の場となっていたが、情勢に合わせた決断を余儀なくされた。
また、昨年末には国際サッカー連盟が2021年に予定していたU-20、U-17ワールドカップ(W杯)を中止にすると発表。3年後の2023年の開催を目指すとしていた。
これらの決定について、反町氏はJFA公式サイトを通じて「FIFA大会に続き、AFCの国際大会も中止となってしまったことは残念に思います」とコメントしつつ、以下のように続けている。
「しかし、いままさに伸びようとしている選手たちの成長の芽を伸ばし続けることが日本サッカー協会の役目だとも感じています。歩みを止めることなく、対象年代を含む若い世代の強化を継続し、選手たちを次のステージへとつなげていきたいと思います。若い選手たちが今のこの状況を悲観することなく、未来の目標に向かって進み続けられる施策を打ち続けていきたいと思います」
また、U-20代表を率いる影山監督も悔しさを口にした。
「目指していたステージが一つなくなりましたが、選手たちも私も気持ちを切り替えて、成長を続けていかなければいけません。若い選手の強化・育成はここで止まる訳にはいかないと感じています。個人的にはFIFA U-20ワールドカップという素晴らしい大会で、あの場でしか得られない国際経験を選手たちに体験してもらえないことは悔しく思います」
一方で「ただ、選手にとってもっと重要な事はU-20ワールドカップに出場することではなく、今後SAMURAI BLUEとして、そして世界で通用する選手として『個人昇格』を果たすこと」だと強調し、今後も「選手たちの背中を押せるよう、技術委員会を中心に最善のプランを模索しながら、成長できる環境を継続して提供していくことが義務だと感じています」と誓った。
さらに、U-17の森山監督も「AFCU-16選手権を連覇し、アジアチャンピオンとしてFIFA U-17ワールドカップでベスト4以上を目指すという目標を掲げてこれまで活動してきただけに、選手たちも我々スタッフも非常に残念な気持ち」と肩を落としつつ、「若い選手には大きな未来があります。今までの代表活動で培ったものを忘れずに、高い意識を保ち続け、自分を最大限に高める努力を続けていってほしいと思っています」とのメッセージを伝えている。
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