【欧州・海外サッカーニュース】アルベルト・ザッケローニ氏が古巣ミラン(セリエA)などによる今シーズンの優勝争いについて語った。
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、24日付のイタリア紙『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じ、今シーズンのスクデット争いなどについて自身の見解を示した。
2014年ブラジル・ワールドカップで日本代表の指揮を執ったザッケローニ氏は、過去にユヴェントスやインテルなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任。1998年から2001年にかけて指揮官を務めたミランでは、監督就任1年目にしてスクデットを獲得する快挙を達成した。
そんなザック氏は、長年にわたる低迷期を脱出した古巣ミランが首位を走る今シーズンのセリエAについて語った。
「今年はすべてが普段と違って面白い。今年以上に異例のシーズンはないだろうね。トレーニングの準備期間がなく、無観客試合にPCR検査。試合は3日おきに開催される。特に交代枠の5人制は、カンピオナートに大きな影響を与えた」
■ザック氏のスクデット予想は?
続いて元日本代表指揮官は、ユヴェントス、インテルおよびミランの戦力を比較しつつ、今シーズンの優勝候補としてミランを挙げた。
「チームの戦力はユーヴェがより強く、充実している。インテルもトップチームの戦力はミランに勝るだろう。ミランはリーグ内最強のトップチームとは言えないが、現時点で最も自信を持ってプレーしており、勝てるチャンスはより大きいように思う」
「残りは長くまだ分からない。しかし私は、ロッカールーム内で何か重大なことが起こらない限りミランはあきらめないと思う。強いチームであり、パフォーマンスも良く崩れない。ミランが最後まで残るはずだ。インテルはミランに次ぐ第2候補。しかし準備を整えておかなければならない。インテルは、特にチームの心臓である中盤においてまだ100%の力を引き出せていない。その次にユヴェントスが候補に挙がるが、まだ本領を発揮していない。私はミランの闘志と優勝への意欲を感じるよ」
最後にザック氏は、自身が最も驚かされたミランのメンバーを2名選出。「この1年間のミランの変化を象徴するのがイブラヒモヴィッチとハカン・チャルハノールだと思う。後者はようやく自身の適正ポジションを見つけ、ミランの運命を左右する場面で常に決定力を示している」と述べた。
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