【欧州・海外サッカー ニュース】現在プレミアリーグで2位につけるリヴァプール。連覇を狙う中、ポール・マーソン氏はチアゴ・アルカンタラの存在が重要だと指摘した。
元イングランド代表で、現在イギリス『スカイスポーツ』の解説を務めるポール・マーソン氏が、リヴァプール連覇のために鍵となる選手を指摘した。
昨シーズンは圧倒的な強さを見せ、プレミアリーグ史上最速優勝を達成したリヴァプール。今季もケガ人続出の中でしばらく首位を走っていたが、直近3試合では勝利なし(2分け1敗)と調子を落とした。そして12日には、マンチェスター・ユナイテッドにかわされ首位陥落している。
そんな王者について、マーソン氏は「現在リヴァプールと対戦するチームは、スペースをまったく与えず『崩してみろ』と言っている感じだ。中盤に狡猾さがないと苦しんでいる」と指摘。そして、今季加入したMFチアゴ・アルカンタラがキーマンになると分析している。
「彼らは毎週、チアゴを必要としている。ユルゲン・クロップもこれに気付いている。ジェルダン・シャキリを連れてきた過去があるからだ。彼はもうプレーしないかもしれないが、針の穴にボールを通すことができる。それがなければ、サディオ・マネ、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノのような“Xファクター”が試合から消えてしまう。リヴァプールは、ボール被保持時には未だ世界一だ。だが、スペースがない場合はボールを失ってしまう」
「チアゴは毎週プレーしなければならない。パスコースを一瞬で探すことができる。数試合でその証拠を見ることができた。いつも通せるとは限らないが、それを発見できる」
また、マーソン氏は「リヴァプールの中盤の選手は、常にすべてを実現してきた、不動のヒーローである。彼らがいないと、リヴァプールは何も起こせない」と、チームの3センターが心臓部を担っていることも指摘している。
昨夏バイエルン・ミュンヘンから大きな期待を集めて加入したチアゴ。出場した試合では輝きを放ったが、これまで新型コロナウイルス感染や負傷の影響でリーグ戦4試合にしか出場できていない。
17日には、マンチェスター・Uとの首位攻防戦に臨むリヴァプール。連覇に向けて重要な一戦で、チアゴは変化をもたらせるだろうか。
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