【欧州・海外サッカーニュース】ドイツ『シュポルト1』はフランクフルト(ブンデスリーガ)との契約が今夏までとなっている長谷部誠に関する特集記事を掲載した。
フランクフルトに所属する元日本代表MFの長谷部誠は今夏以降も現役生活を続けるのだろうか。ドイツ『シュポルト1』では、特徴の分析の上で、クラブにその契約延長を推す見解が述べられている。
今月18日に37歳の誕生日を迎える長谷部との現行契約は今夏に満了。だが、今季15節消化時点で11試合に先発出場している同選手は、直近のリーグ戦2試合はリベロではなく本職のボランチでプレーすると大きな存在感を発揮し、今季初の3連勝に貢献。『シュポルト1』はアディ・ヒュッター監督や強化担当のフレディ・ボビッチ執行役員のコメントを紹介しつつ、長谷部のプレーを分析した。
同メディアの記者がまず挙げたのはフランクフルトが2-0での勝利を収めた第15節マインツ戦で同選手が記録したスタッツ。パスのうち86%が味方に届き、63%のデュエルを制したことを指摘し、「サッカー選手としては高齢ながら、フランクフルトの守備的MFで未だに貴重な要素であることを示した」と記している。
また、ヒュッター監督の下で主に務めてきたリベロ役についてはこのように述べた。
「ハセベはヒュッターの下では通常は少しばかりか時代遅れのポジションでプレー。そう、3バックの中央からフランクフルトのプレーを制御し、けん引するリベロとしての役割だ。無観客試合となっている現在、守備スペシャリストである彼の声がさらによく聞こえてくる。彼は言葉でタクトを振り、そうすることでチームメイトを助けるのだ」
「ブンデスリーガでは彼ほどの落ち着きや余裕、そしてクオリティを持ってラストマンの役割をこなす選手はほとんど見当たらない。ハセベは一時代前のローター・マテウスやマティアス・ザマーのように“蒸気ハンマー”のごときではなく、オーケストラの指揮者のように、何か問題が生じた場合のみに介入するような印象を与える」
フランクフルトのレギュラー陣の平均年齢が一時リーグ最高であったことにも触れた記者だが、世代交代を図る必要性は示唆するも、「経験というファクターなしでは無理がある」とも強調。そして、「コロナ禍により移籍市場が煩雑となっているが、リベロのポジションは時代遅れとはいえ、とりわけ選手の良いフォームが、少なくともさらにもう1年フランクフルトに残ることを勧めさせる」との言葉で記事を締めくくっていた。
▶サッカー観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
クレジットソースリンク