【Jリーグ(J1)試合結果】明治安田生命J1リーグ第28節が11月21日に開催。昭和電工ドーム大分では大分トリニータと川崎フロンターレが対戦した。
明治安田生命J1リーグは21日に第28節が行われ、大分トリニータが川崎フロンターレをホームに迎えた。
今シーズンの28試合消化時点で23試合3分け2敗の勝ち点72、得失点差50と圧倒的な戦いを続けている川崎F。引き分け以下でも他試合の結果次第で優勝する可能性が出ているが、勝てば文句なしの自力優勝という状況で今節を迎えた。
対する大分は印象的な素早い攻撃を繰り出して奮闘を続けており、2試合無敗の12位に位置する。前回の直接対決では0-2で敗戦を喫しているが、リベンジを果たしてホームで優勝を祝わせる屈辱を回避すべくこの試合に臨んだ。
大分は田中達也や野村直輝、岩田智輝らをスタメンに起用。対する川崎Fは小林悠や中村憲剛、大島僚太らを送り出している。
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試合の序盤は大分が攻勢に出ていく。6分にはボックス手前中央の野村のミドルシュートが枠を捉えれば、9分にはボックス内に抜け出した伊佐耕平が至近距離から右足を振り抜いた。どちらもGKチョン・ソンリョンの好守に阻まれたがゴールを脅かしていく。
その後も積極的に大分がチャンスを作り出す。24分には右サイドからのクロスを受けたボックス内の町田が中央に流して最後は野村が右足で合わせたが、ここでもGKチョン・ソンリョンが立ちはだかる。
その勢いのままに町田が浮き球のスルーパスをボックス内に供給すると、抜け出した野村が谷口彰悟に倒されてPKの笛が鳴る。そして、野村が自らキッカーを務めて36分に大分が先制。谷口にはレッドカードが提示され、川崎Fは主将を欠いて10人で戦っていくこととなった。
前半終了時点で大分のボール支配率は64%。優勝を目前にする川崎Fのお株を奪うような内容で優位に試合を進行する。劣勢に立たされている川崎Fは後半開始と同時に2枚替え。長谷川竜也と中村に代えて三笘薫と田中碧を投入した。
ギアを上げていきたい川崎Fだったが、大分が高いインテンシティを保って危険なゾーンへの侵入を許さず、思うように盛り返すことはできない。後半半ば、川崎Fがさらに小林に代えて旗手怜央を起用すると、大分も小出悠太と伊佐耕平に代えて高山薫と高澤優也を送り出して追加点を狙いにいく。
なかなかいい形を作ることができない川崎Fだが、69分には登里享平がボックス内にまで侵攻してグラウンダーのシュート。しかし、ダイナミックな上がりから生まれた好機もGK高木駿が阻む。
大分が守備に人数を割きボールを持てるようになった川崎Fは、終盤に齋藤学、山根視来に代えて脇坂泰斗とレアンドロ・ダミアンに得点を託す。しかし、最後までネットを揺らすことができずに90分を終えた。
この結果、直近4試合で1勝1分け2敗と失速している川崎Fの21日中の自力優勝は消滅。とはいえ、翌22日の浦和レッズvsガンバ大阪でG大阪が引き分け以下であれば、今節中に優勝が確定する。
■試合結果
大分トリニータ 1-0 川崎フロンターレ
■得点者
大分:野村直輝(36分)
川崎F:なし
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